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偏見に満ちた日々の雑感・・・とHR/HMや映画のレビュー
by Tibbets_EnolaGay
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外野からの感想
<WBC>日本、再び世界一 延長で韓国降す 松坂がMVP 2009年3月24日 14時44分 ( 2009年3月24日 20時30分更新 )
Excite エキサイト : スポーツニュース

まずは、おめでとうございます。

もともと巨人(というか読売)がきらいなので、原監督が指揮を執る今回の大会は個人的にあまり興味が持てずあまり観戦しなかったが、アメリカ戦での選手の頑張りはスゴかったし、その直後の韓国戦も強行日程にも関わらず、すばらしい試合だったと思う。
※前半は本当に蛇足。

まったく今回のチームや関係者を批判する意図はないのだが、気になった事が・・・。

バックネット裏のTVカメラに良く映るアングルにしばしば見えていた日本の応援をしているらしき男性(?)が、日章旗を力いっぱい振り回していた。

戦争の記憶が薄れたという話題をよくドキュメンタリーでやっているのを見る。
元特攻隊の生き残りや、空襲を体験した老人が高校生に悲惨な体験を語ったり、広島・長崎の被爆者が講演をしている様子を放送していたりする。

米国では、原爆を投下したB29爆撃機・エノラゲイを、「戦争を終結させた」記念碑という位置づけでスミソニアン博物館に公開展示していたりする(見栄えが良くなるように機体をピカピカに磨き上げられて・・・)。

ここ日本でも戦争の記憶の風化は進んでいるようだ。
やった当人は、それを見た人々がどういう感情を抱くか、慮る感覚を持ち合わせていないばかりか、そういう歴史認識を学ぶ機会すらなかったのだろうから、責められないのかも知れないが。

全世界に放送されているに間違いないゲームで日章旗を振りまわす神経は、個人的には理解できないが、これが現代の日本を端的にあらわしてい情景なのかもしれない。

---
ただ、また数日すれば自国のチームの健闘をたたえる韓国メディアも、日本チームへの批判や、判定への不平不満などを取り上げるようになるのだろう。
※まあ、こういうのは、この結果を前にしては、口にするだけで惨めなだけだが。。。


韓国チームの監督が、最後に適時打を売ったイチローと勝負したピッチャーに、「フォアボールにさせるはずがストライクを投げた」(※つまりベンチの指示を無視して勝負したということらしい)と責任を擦り付けるような発言をしていたところから、なんとなくキナ臭い雰囲気は伝わってくる。
負けた試合後に、「すべて私の責任」と弁明せずこうした言い訳じみた発言が飛び出すところがすでに”チーム”ではないのだが。

そもそも、イチローを歩かせるつもりなら、きわどいコースのボール玉を投げるより、さっさとキャッチャーを立たせてしまえばいいはずでである。アレだけ長い打席で、サインを出し損ねたというのもおかしな話だ。

つくづく、彼らはこういう「誰の所為」だとか、「あいつが悪い」とかいうのが好きな国民なのだなと感じさせられる。

なにより、自国に帰って決勝戦の采配を巡って国民から非難されるのが怖いのだろうか。こればかりは、我々日本人には想像できない。

しかし、北京五輪の時の星野日本代表監督の潔い弁明と正反対に位置するようなこの発言を見るにつけ、「こういう上司の下で働く人は不幸だなあ」と素朴な感想を抱かずには居れないのである。

---

さて、案の定
試合から、一日あまりが過ぎただけで早速この手のニュースが韓国”国粋”メディアから流され始めたようだ。

韓国、今回は“大人”の対応!?両チームへ批判と称賛 (夕刊フジ) [ 2009年3月25日17時00分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/sports/n_wcup_baseball4__20090325_6/story/25fuji320090325101/
ワールド・ベースボール・クラシック
韓国、今回は“大人”の対応!?両チームへ批判と称賛 (夕刊フジ)
 日本中を歓喜の渦に巻き込んだ日本代表のWBC2連覇だが、敗れた韓国側のメディアやネットユーザーの反応はさまざま。“日本批判”やWBCの“制度批判”がみられる一方、自戒の声や歴史的激闘を演じた両チームへの称賛も多く、前回大会の終了後よりは、かなり“大人の対応”になった印象だ。

 【運が良い日本-たった4カ国に勝って優勝】

 韓国最大のポータルサイト「NAVER」は、WBCの「ダブルエリミネーション」制度を取り上げ、≪韓国は第1回大会に続き、第2回大会でも不合理な試合方式の犠牲になった。日本は変な方式で再び最大の受恵者になった≫と批判。ただし、同制度がなければ、アジア予選で日本にコールド負けした韓国が本戦に出られなかったことには触れていない。

 【日本はダーティー・サムライ】

 在米コリアン系メディア「UKOPIA」は、≪日本は、試合には勝ったがマナーでは基本もできていない無頼漢レベル。その主人公は日本のショート中島裕之≫と名指しで批判。朝鮮日報も≪国際大会ではあまり見られない非紳士的な守備妨害≫と決勝戦7回表の走塁と、6回裏に二盗を試みた韓国選手へのタッチプレーを非難した。

 【試合中ずーっとあいまいな判定】

 ソウル放送(SBS)は、自社サイトで≪審判は「誰が見ても」おかしな判定を繰り返した。しかし、韓国選手たちは承服した≫と報じ、中島批判も展開した。

 【恥辱の大敗】

 聯合ニュースは、昨夏の北京五輪で日本を破った「日本キラー」の先発、金広鉉が東京ラウンドで2回までに8点を失ったことに≪プロデビュー後、最悪の投球≫と失望。スポーツソウル(電子版)も≪守備はぎくしゃく、打線は沈黙≫と攻守そろって不振のチームを批判した。

 【韓国野球が打ち上げた勇気と希望のメッセージ】

 「世界日報」は≪わが国の選手よりも年俸が数十倍・数百倍に達する大リーガーにスポーツの価値が何なのかを教えた真のチャンピオンだ≫と代表チームを称賛した。

 【100年に一度の名勝負】

 韓国ネットでは≪両チームともすべてを注ぎ込んでいて涙が出た≫≪100年に一度の名勝負≫と試合内容を評価する好意的な書き込みが多数見られた。

[ 2009年3月25日17時00分 ]

夕刊フジというやたら扇動的なメディアであることを差し引いても、こういう反応はある程度予想できる。

踊る言葉は、「わが国」「わが国」「わが国」・・・。

所詮すべてに優先するのが「国威発揚」なのである。

こういうのは、あの国の本質なのかも知れないが、韓国のナショナルチームの選手に一番失礼なのではなかろうか。
by Tibbets_EnolaGay | 2009-03-24 21:14 | 世俗的なこと
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