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偏見に満ちた日々の雑感・・・とHR/HMや映画のレビュー
by Tibbets_EnolaGay
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馬鹿大集合
<中学教諭自殺>校長行き過ぎ指導の可能性 千葉市教委調査 [ 10月17日 11時04分 ]
Excite エキサイト : 社会ニュース
行き過ぎ指導で教諭自殺か 市教委が校長の行為調査 [ 10月17日 10時07分 ]
Excite エキサイト : 社会ニュース

子供をいじめる子供に、子供をいじめる教師、そしてとうとう・・・。
おそらく、いまはじまったことではなくて、何十年も存在してきたことだと思うが、人が死ななければ事が公にならないのはいつものことである(教職員ではないが、私も、職場でかなり陰湿ないじめを目にしている)。

普通の企業だけではなくて、派遣会社や運送会社が雇った労働者を不当に搾取している実態もかなり明らかになってきた。
名古屋のビル街でガソリンをかけられて、"ファンタスティック・フォー"の"ザ・トーチ"の如くファイヤーさせられた悪○運送会社の支店長もそうだが、今や雇用者へのハラスメントは当たり前で、雇用保険に入っていない企業も多いそうだ。
要は安く上がれば、雇うのは不法滞在の外国人でも、子供でもいいということだろう。
※紛争地帯での武装集団には子供は重宝されている。大人の指示に従順で、引き金を引くことができ、給与を要求しないからだ。

経営者にとって、いまや人員は使い捨て。政治家や会社経営者は、"終身雇用の時代が終わった"とか”より流動的な職務形態に変わった”とか、えらそうなゴタクを並べるが、実際にはそういうことである。
人の首を切っても、会社は痛くもかゆくもないし、人材はもはや会社の資産ではないのである。不況を理由に"辞めるなら辞めろ。どこか雇ってくれるアテがあるなら勝手にしろ。”とばかりに、人を飼い殺す経営者も、いまや当たり前であるし、それを実際に口にする管理職連中も大勢見てきた。

こんな、社会背景を反映してニートや自殺者や無職の若者が増えているのだと思うが、メディアはえてして、これらの社会的弱者に冷淡である。
視聴率が取れるためか、連日夕方のニュースでは、彼らの顔にモザイクをかけながらも、彼らに反感があつまるようなドキュメントを面白半分に放送していたりする。
TVメディアの垂れ流す、日々のくだらない情報にはうんざりだが、垂れ流した糞は振り返らないとばかりに、開き直っている様子に腹立ちを覚える。
先般もニートを治療するといって施設を運営し、その実預かった青年にリンチを加えていた、サドの年増女が捕まったばかりだが、この女を某TV局は、"この問題の権威"とばかりにコメンテーターとしてニュース番組に登場させていた。件の女は"28年間"もの間、その"問題"と取り組んでいたとうそぶいていた。その28年間に心理的病理やカウンセリングの資格もないトーシロに、数え切れない人が、"お前いい加減にしねーか!"と怒鳴り散らされていたわけである。
別のTV局では、話題の人・植草教授(すでに元って付くのかな?)をさも難しい経済用語の飛び交う番組で登用していたケースも同様である。彼が最初に検挙されてから、番組はそんな人などもともといなかったように何事もなく続けられている。無論、内容は相変わらずだ。
※多くの人はご存知と思うが、昨年イギリスでムスリムの若者による電車爆破テロがあったときに、悲惨な現場の映像のあと、”このテロの影響で、○○の株価は・・・”とやっていたかなりニヒリスティックなTV局である。

話が脱線したが、相次ぐいじめや、生徒の自殺などの問題に対応するために、全国の教育委員会が(おそらく東京)に大集合して会合を開くそうだ。
※おかしな話だ。向こう十年間ちかく、いじめによる自殺はゼロだったのではなかったのか?

早急に、各地の教育委員会が自分たちの現場で問題がないかチェックすべきときに、わざわざ一箇所に集まって大会合とは、なんのつもりだろうと思ったが正気らしい。
馬鹿大集合というか、脳タリンが一箇所に集まることに何か特別な意味があるのだろうか?

いうまでもなく、こういう会議は、何かのプロジェクトの最初に顔見世でやるもので、実態・実効性はない。
出張費用だけでも馬鹿になるまいが、自治体の税金からまかなわれている公費から捻出するんじゃあるまいな。(またそろ、新宿や池袋の歓楽街で羽目をはずしたとかいって問題をおこすに決まっている)

すぐに一箇所に集めるという発想が貧困だが(ネットワークのこの時代に・・・)、お役人の発想だからさもありなんということか。
ともかく、お前らが起こした問題に対処するという自覚があるのであれば、もっと実効的な対策を考えるか、せめて自費で会議を行うくらいしろ。

---

まあ、こんな馬鹿どもが食べていくために、多くの人は職につけなかったり、職場で死に追い込まれたり、職場に居場所を作れずはじきだされたり、あるいは自ら死んでいく。
※一見原因は違うように見えるが、この記事の教師もそうなのだと思う。記事で問題になっているロクデナシの校長が生きていくため(そしてその職場でのうのうと働いて給料を稼ぐために)に、殺されねばならなかったのである。

子供を育てる現場が、死屍累々となった世界で、まともに社会が運営されていくだろうか。

ニートやフリーターというのを、ボヘミアンや社会不適応者のように捉えて毛嫌いしたり、存在そのものを問題視している文化人や金持ちは多いが、その連中こそそういう社会を育んでいるのだ(既得権益や、金を受け取るに値しない下らない仕事でかせでいる連中もそういう階層に実に多い)。
by Tibbets_EnolaGay | 2006-10-17 12:32 | 世俗的なこと
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