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偏見に満ちた日々の雑感・・・とHR/HMや映画のレビュー
by Tibbets_EnolaGay
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まあ、ルールはルールですから
<履修不足>東京都立の進学校でも 35都道県に広がる [ 10月27日 00時02分 ]
Excite エキサイト : 社会ニュース
未履修、29都道県で 168校に拡大 [ 10月26日 20時55分 ]
Excite エキサイト : 社会ニュース
<履修不足>「前から疑問だった」受験控え不信、憤り [ 10月26日 15時01分 ]
Excite エキサイト : 社会ニュース
未履修、北海道と静岡でも 13道県71校に拡大 [ 10月26日 11時41分 ]
Excite エキサイト : 社会ニュース

時間を経るにつれ、発覚件数が増えたり、虚偽の報告が増えていたりするのは、消費者金融の違法取立てや、公務員の汚職などに見られる最近のニュースのステロタイプだが。
文部科学省や教育委員会は、履修状況についての実態について、監査なり評価などの実態調査を行ってこなかったのか、あるいはそのような職務自体存在しないのか。
いずれにせよ、"教育のレベルが高い"などといって日本の学校を視察に訪れる海外の教育関係者は、今後日本を訪れる目的がなくなりそうである。

まあ、前提として卒業に必要な科目の履修を行っていない以上、その学校を卒業する資格は無いわけである。

実際に、学力不足や出席日数の不足で卒業できなかったり、留年した人も今まで大勢いたわけで(当然、"学歴"としてその人の評価に結びついたはずである)、今回の学生を特別扱いするのにも抵抗があるのも確かである。

個人的な話で、恐縮だが、中学校のころ、友人の一級上のお姉さんが、病気がちで出席日数不足で進級できず、自分と同じクラスになったことがあった。
結局、かなりの難病だったらしく、そのクラスでもあまり出席できず、その年の途中で亡くなってしまったのを覚えている。
義務教育の中学校ですら、体のハンデキャップを認めながらも、杓子定規に進級をさせないというやり方は、その女の子にどれだけ精神的な負担を与えたことだろうか。

今回の件は高校なのでちょっと事情が違うが、義務教育ではない分、必要な履修日数が不足している以上、卒業生の資格を与えるのは教育という制度の崩壊である。
また規模も大きく、難しいところもあるので、なんとなくなし崩し的に卒業なり、進級させたりというご都合主義な結果になってしまうのだろうが、本来であればルールはルールである。
補習などで対応しても、履修漏れがある場合には、やはり卒業はできないということにならざるをえない。
学校の規則で卒業資格がその旨定義されているのであるから。
それをなおざりにするということは、法治国家の中での教育機関としてはその資質を欠いている。
もちろん、ほとんどの場合学生の過失でないことは明らかではあるが、この際この過失と卒業・進級の資格とは別問題である。

都合のいときだけ、その規則を歪めてみせるのは、この国の政府や自治体の常套手段ではあるが。国内で生体間移植が認められていないため、高額な医療費を工面して海外に行ってまで心臓などの移植を子供に受けさせた親はマイノリティだから、国に救ってもらえなかったのだろうか)。

学校や教師や教育委員会の過失責任が当然問われて、学生一人一人に巨額の賠償(学生その人の学歴を毀損したという事実がどのくらいの金額になるのかは評価が難しいと思うが)した上で、やはり履修漏れや単位不足という厳然な事実を基に留年するなり、可能であれば不足分を補って卒業するというのが筋だろうと思うが。
※こういうとき、海外の難民家族の送還や、体外受精児の認知などで、見事にマニュアルどおりのお役所対応を行う政府が、日本人の学生のためであれば、いろいろな理由をつけて、良きに計らってくれるというのは(多分そうなるのだろうが・・・)実に不公平である。
by Tibbets_EnolaGay | 2006-10-27 00:14 | 世俗的なこと
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