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偏見に満ちた日々の雑感・・・とHR/HMや映画のレビュー
by Tibbets_EnolaGay
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”和解”ではなく”懐柔”
五輪を前に「救済金」で懐柔 犠牲生徒の親ほぼ全員合意 2008年8月4日 08時23分
Excite エキサイト : 国際ニュース
共同通信  

 【成都4日共同】中国・四川大地震で校舎が倒壊、約280人の生徒や教師らが死亡した四川省都江堰市の聚源中学校で、4日までに、地元当局が犠牲者1人当たり16万-17万元(約250万-約270万円)の「救済金」を生徒の親らに提示し、ほぼ全員の親が受け取りに同意したことが分かった。親らの代表の1人が明らかにした。北京五輪を前に、当局が懐柔策を進めたとみられる。

先般、反日暴動で店を壊された日本料理店などに、一方的にわずかな現金を送りつけた中国当局が、ここでもまったく同じことをしているらしい。
※報道されていたとある料理店では、損害賠償どころか破壊された備品の費用にすら全く届かない額だったようだったが。

”懐柔”という言葉を、日本の義務教育や高校・大学で教えているのかは知らないが、教科書に載せるのなら、こんな例が一番分かりやすいだろう。

中国当局としては、こんな事実が漏洩すること自体が、本来ありえない誤算というところだろうか。
震災に対するずさんな支援・復興作業を初め、地方の寒村の極めて貧しい暮らし(※中国当局者自身が都市部の生活圏に比べ”原始的な社会”と表現していた)や五輪の開発に伴う人権侵害、ムスリムやチベット人に対する民族浄化政策などが、外国のメディアを受け入れざるを得ないこのイヴェントによって、全世界に発信されたのは皮肉である。

例のギョーザの件といい・・・。

なんでもかんでも、有耶無耶にするから、いざというときにこうなるのである。

肝心の五輪がまだ始っていないのに、これからどうするのだろう。

---
ともあれ、櫻井よしこ氏の著作「異形の大国 中国」は、(単なるバッシングを超えて文化や文明を評した大変興味深い著書なのだが)五輪後には、すぐにでも改版をせまられそうな勢いである。
メディアが公けに入ったためか、物凄いスピードで情報が噴出してくる。

しかし、一方で日本でも、国土交通省の官僚が賄賂を受け取ったり、酒を飲んだ挙句に必要もないのにタクシー帰宅や贅沢三昧を享受している影で、お役所の委託先で現場作業している人間が命を失っている現実がある。

他人の心配より、まず自分のことが肝心である。
”東京オリンピック”誘致などといっている暇があるのなら、(陳腐な結論だが)市民が安心して生活できる社会を作るのが先決である。
by Tibbets_EnolaGay | 2008-08-06 20:25 | 世俗的なこと
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