偏見に満ちた日々の雑感・・・とHR/HMや映画のレビュー
by Tibbets_EnolaGay
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カテゴリ:映画( 49 )
「エンド・オブ・ザ・ワールド」な話
『エンド・オブ・ザ・ワールド』という映画が大好きだ。

誤解を招かないように、終末論者でも、極右の戦争・兵器マニアでも、自殺志願者でもないことをお断りしおく。

十年以上前に、仕事場の先輩に「ものすごくブルーになる映画があるよ」と教えられて以来のファンである。

原作は、ネビル・シュートの「渚にて(On the Beach)」という小説。
映像作品は、テレビ映画として製作されたもので、おそらくそれほど評価がされているわけでもなく、もしかすると、せいぜいB級SF程度の扱いなのかも知れない。

ストーリーはネット上に転がっている抄訳に任せるとして、果てしなく絶望を感じさせる物語が(多少SF映画的なギミックをはさみながらも)淡々と展開していく。

時折、人間ドラマや、友愛や親子愛、個人個人の人生観(または死生観)のようなものを描いてはいるものの、それは映画の脚本上に現れる紋切り型な描写であって、決して本筋ではない。
戦争の悲惨さや核戦争の怖さも描かれており、映画の中では原子力潜水艦がシンボリックな舞台装置として登場するが、それ自体はテーマとはあまり関係がない。

ただひたすら、淡々と、人類に迫る終局を描いている物語なのである(もっとも、映画が始まった時点で、少なくとも世界人口の6~7割は死に絶えているわけだが)。

ラストの、主人公とヒロインが海辺の丘で再会するシーンでも、特段のカタルシスはなく、ただただ、終局へ近づくという実感が高まるだけである。

「見えない雲」や「2012」のようなほのかな希望を抱かせるラストがあるわけでもない。

しかし、為すすべも無く終わる世界に、不思議と心が揺さぶられてしまう映画なのである。

---

以下、作品の諸元をメモっておくと。

主人公はアーマンド・アサンテ(『ジャッジ・ドレッド』で、スタローンにボコボコにされる強面のおじさん)。

主人公が、避難先のオーストラリアで恋に落ちる女性にレイチェル・ウォード。

監督は、『ハイランダー』のラッセル・マルケイ。

・・・と、作品を見た時点で、知っている名前はこのくらいだった。
※後は、『カクテル』でトム・クルーズといっしょにバーテンダーをやっていた人に、見終わって相当時間がたってから気付いたくらい。

テレビ映画だからこんなもの?と思ったが、はっきりいって地味である。

もっとも、だからこそ、こんな荒唐無稽な物語に没入できるのかもしれない。
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by tibbets_enolagay | 2010-06-08 22:31 | 映画
「トランスポーター3」感想
久しぶりに、激遅映画レビュー。

第一作目で、ほとんど全ての要素を出してしまったので、あまり代わり映えのしないシリーズ三作目。

手錠爆弾という、ジョン・カーペンターのB級SF映画ばりの小道具はともかく、本作の目玉はなんといっても”ロバート・ネッパー”だろう。

この人、例のドラマの後で、様々な映画で見かけるようになった。
その、すべてが全て凶悪でアブない役柄でもなかったのだが、さすがに今回の役では吹き替えに若本氏が採用されている。

インタビューなどを見ると本人は結構いい人っぽいのだが、あの演技と若本氏の声ではとてもまともな人には思えない。
まあ、フランクの敵役を勤めるにはこのくらいの個性がないと無理なのだろう。

製作のリュック・ベッソンはどうでもいいとして、監督はあの「レッド・サイレン」でアクション映画ファンの度肝を抜いた”オリヴィエ・メガトン”。

この人確か、「クリムゾン・リバー」の続編なども監督していた筈。

あの才能を考えると、なんだか、金持ちのプロデューサーに囲われて、ステレオタイプな映画ばかり作らされるという状況はもったいない気はする(まあ、この作品もJ.ステイサムのがんばりで結構手堅く仕上がっているとは思うのだが)。

潤沢な予算を与えて、市場やレーティングなどの制約を取っ払って、本人の指向する映画を作ったらどうなるのだろう・・・。

いつか、見てみたいなあ。
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by tibbets_enolagay | 2010-06-06 21:17 | 映画
「北斗の拳」感想
あまりベタなハリウッド大作ばかりというのも、あれなので。

以外なところで、アニメの「北斗の拳」の感想を。
・・・といっても最近のものではなく、1986年公開の「世紀末救世主伝説 北斗の拳」である(VHSだが、なんでもっていたんだろ?)。

例の「199x年・・・」というナレーションからはじまり、一本の映画でユリアとの別れから拳王との戦いまでを描くという結構詰め込み感のある作品である。

一応、北斗の拳テイストのあるエピソードやキャラクターを押さえながら進んでいくのだが、さすがにだんだんリアリティも破綻していく(まあ、往年のファンとしてはそれも微笑ましかったりはするのだが)。

TVアニメでは抑え気味だった、人体爆裂シーンもここまで書くかという念の入れよう(今だったら、おそらくR指定やPG指定がつくはずだ)。

ケンとラオウの最後の対決にたどり着くころには、もうやりたい放題。
観ることの出来ない人に、一言で説明するなら、「ドラゴンボールZ」+「幻魔大戦」という感じか。

どこかの宗教団体の作った世紀末救済アニメみたい(笑)。

でも、いい意味で今の商業アニメを超越していて痛快だった。

ゴールデンタイムで流してくれないかな?

---

個人的には、故塩沢兼人氏の演じる”レイ”が、一番印象的だった。

レイがラオウに挑んで敗北するというシーンは有名だが、劇中では、ここの演出が一番秀逸だと感じた。

”子供ばんど(KODOMO BAND)”の劇中歌をバックに奥義を尽くした戦いが行われるのだが、曲のみが流れ台詞や効果音は一切なし。
※ここでは、原作通りラオウが馬の手綱から手を離さずに戦ったりするのだが、説明はまったくなしである。

なんだか斬新-と思ってしまった。

 :
 :

たしか、この人は「エリア88」のOVA(劇場版にもなったはず)で、風間真を演じていたのを記憶している。

他にも主要キャストは、
ミッキー・サイモンを富山敬(※外ドラ”アメリカン・ヒーロー”で ウィリアム・カットの声を演っていた人)、

津雲涼子を玉川砂記子(※攻殻機動隊 S.A.Cのタチコマの人)、

サキ・ヴァシュタールを志垣太郎(※”元気が出るテレビ!!”の人)

・・・という感じで結構豪華。

作品も原作のテイストをうまく表現していて、良い感じだった。

なんだか、昔のアニメのほうが今のアニメよりも熱いのかなあ(作り手もキャストも)。

あれ、「エリア88」の感想になってしまった・・・。
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by tibbets_enolagay | 2010-05-10 01:59 | 映画
「サブウェイ123 激突」感想
今までは、「なんたら評」などとタイトルをつけていたのだが。

どうせ、(遅まきながら)レンタル市場に出された作品を観て、取り留めのないことを書くのが関の山だったので、今後は「感想」という体で書くことにする。
昨今は巷に、プロ・アマ問わず、映画の評論を書く人間などごまんといることだし・・・(笑)

さて、今更という感じだが、「サブウェイ123 激突」を観た感想。

主役のD.ワシントンは大塚明夫さんの吹き替えだと思い込んでいたのだが、今回は石塚運昇さんというかたが声を当てていた。

あらかじめ、D.ワシントン演じる主人公”ガーバー”の台詞が大塚さんの声に脳内変換されてしまっていたので、タイトルバックで吹き替えの声を聞いたときに、「あれ?」と思ってしまったのだが、少しズングリとした貫禄ある所帯持ちという主人公の演技にピッタリはまっていて、その後は違和感無く楽しめた。
※石塚さんというかた、ゲームやアニメなどでも活躍されている有名な声優さんだとのこと(他の外画や、何かのアニメでも声を聞いたことがある気がする)。

全体的な感想としては・・・。

映像のスタイリッシュさは、いつものトニー・スコット作品だし、D・ワシントンとトラボルタの台詞の応酬や、全体のリアルな演出も含めてよくできている。

ただ、さすがにリメイク作品なので、オリジナル作品の現代版という枠にとどまっており(製作者もそれを意図しているのかもしれないが)、同監督の「スパイ・ゲーム」や「マイ・ボディガード」のような突き抜けた印象は無かった。

それでも、映画で描かれる人間ドラマや臨場感が、日本の映画やドラマの現場が作れるレベルを遥かに凌駕しているのは確かだ(そういや「踊る~」のスピンオフで似たような映画があったっけ)。

---

なお、Wikipediaによると、この作品は1974年と1998年に映画化されているそう。

1974年版は、主人公をウォルター・マッソー、犯人のリーダー格をローバート・ショーが演じていたということで、かなり豪華なキャスト(TVの洋画劇場などで見た記憶があるのだが、さすがに昔のことであまり細かく覚えていない)。

昔はこういう映画を、ゴールデンタイムや深夜に、劇場映画の番宣などとは関係なく、山ほど観たなあ-と感慨にふけってしまう。
※今や、映画のTV枠は、放送局がスポンサーになった映画や、配給会社が推す新作映画のために、シリーズものや関連する映画を流すだけの宣伝メディアになってしまった。

思えば、あの頃のTVで映画を観るのは楽しかった。

昔は、B級、C級から、メジャー作品。古典的な作品からマニアックな珍作まで、いろいろな映画をTV
「眼下の敵」、「ナバロンの要塞」、「理由なき反抗」、「MADMAX」、「エクスタミネーター」(とか「マニアック・コップイ」)などという、時代もジャンルもバラバラのタイトルが渾然一体、毎週のゴールデンタイムの映画劇場で放映されていたのである。

それを考えると今のTVプログラムのつまらないこと・・・。

---

政治や社会のニュースなど見るだけでも疲れてくるし、コメントするのもいい加減辟易してきた。

今後はこちらをメインをしようかな。。。
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by Tibbets_EnolaGay | 2010-05-03 23:53 | 映画
”トランスフォーマー/リベンジ”評
いまさらながら、"Transformers: Revenge of the Fallen"について。

これは酷い。むちゃくちゃである。

まじめに評論する気にもならん。

唯一内容に言及すると、スミソニアンの航空機展示場で、原爆投下に使われたB29爆撃機「エノラ・ゲイ」が映されているところに、悪趣味なセンスを感じた。
だが、映画の内容はそれどころの騒ぎではなかった・・・。いや、むしろ”そんな連中”だから平気でこんなバカげた映画にキチ〇イじみた映画に大金をつぎ込むことをよしとするのだろう。

主人公の母親は、焼き海苔をパリパリ食べるみたいに、乾燥大麻を食べてハイになってるし・・・。

子供も見る映画で、これはおかしいだろ。

ちなみに、サウンドトラックは、映画の公開に先駆けて発表され、豪華なアーティストの楽曲提供で話題を呼んだ。
今をときめく”Linkin Park””Hoobastank”に、
"Green day" "The Used"、"Nickelback"、"Thoery of A Deadman"、"Staind"(!)。
そして、テーマソングのカヴァーに"Cheap Trick"という超大御所まで起用。

彼らほど、この映画の出来をみてゲッソリした人はいないだろう。

スピルバーグとマイケル・ベイは、このアーティストたちに土下座して謝るべきである。

---

ラジー賞にも7部門ノミネートされたそう(マイケル・ベイはもうこの賞の常連だから驚きもしないだろうが)。

でも、3作目は作られるらしい。

正気だろうか?
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by tibbets_enolagay | 2010-03-02 02:37 | 映画
”WATCHMEN(ウォッチメン)評”
アメコミに詳しくないので、”ナイトオウル”というキャラクター以外には主人公となるヒーロー・キャラクターの元ネタはあまり分からなかった(地下室に怪しげなハイテクメカというのは、例のコウモリのあれ・・・だよなあ)。

ストーリーは謎解きなのだが、各キャラクターの過去などの描写が随所に現れ、あまりスムーズに話が進まないという、最近のアメコミ・ヒーロー映画ではあまり見られないテンポが却って新鮮だった。

あまり、売れ線というか、キャッチーさを狙っていないのは、地味目のキャスティングにも現れている。
その所為か、物語に集中できるという点は製作者の意図とは違うかも知れないが、好印象である。

所謂ヒーロー映画であるにも関わらず、安っぽいカタルシスなどよりも、陰鬱な心理描写や、残虐な殺戮などが描かれているところも目新しい(登場するヒーロー自身が手を下すものがほとんどである)。

映画化の構想から、何度も頓挫しており、物語のパラダイムが全面核戦争(というより冷戦時代の米ソのそれ)の支配されているのはご愛嬌か。

個人的には、場面場面に登場して情けなさをかもし出すニクソンよりも、ヘンリー・キッシンジャーのほうに強いインパクトを受けた。

ノーベル平和賞を受賞した国際社会の功労者であり、冷戦外交の大立者と認識されている同氏だが、中東の紛争や南米の国への干渉で彼がどれだけの悲劇を生んだかという点はあまり認識されていない。
研究者の中には、彼がお得意の”外交”で訪れた国では、彼が去ったあとにクーデターや紛争などが巻き起こるということで、治安の破壊者だと捉えるものもいる。
※キッシンジャーが、大国同士が大陸間弾道弾を打ち合う核戦争に勝利可能だと喧伝し、冷戦構造を強化したという見方もあるが、こうしたことは公のメディアはあまり取り上げない。

ちなみに、先のイラク戦争でも、ブッシュ政権下でイラク戦争を支持していたことはよく知られている。

ともあれ、この映画で苦難の末に達成されたかのように描かれた”平和”は、キッシンジャーが実際にいる世界(※映画の中でも存在していたわけだが)においては、恐ろしく稚拙なものであることは間違いない。

カルトの細胞が全世界に潜伏し、核兵器どころか、生物・化学兵器までも流通する世界においては、そんなものは”絵に描いた餅”である。

しかし、この映画の製作者や監督がそれを重々承知でこの作品を完成させたことは間違いないように思え、まあ所謂ハリウッド発のエンターテイメント作品として楽しんでもらえば良いということなのだろう。

---

さて、あまり前提知識を持たないで鑑賞したので、監督さんは誰かいなと最後のクレジットを注視していたら、”ザック・スナイダー”という人だった。

何か聞き覚えがあるなと思ったら、個人的に大好きな「DAWN OF THE DEAD」(※リメイクのほう)、「300(スリー・ハンドレッド)」を手がけた監督であった。

この映画はあまり興行的には振るわなかったらしいが、あまり大衆受けを狙わないでこだわった作品づくりを続けてほしいと思う次第。
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by Tibbets_EnolaGay | 2010-02-10 06:39 | 映画
”アノマリー・サムライ”
いまどき、この映画にコメントする人などいないだろうが、ついつい先日のTV放映を見てしまったので。。。

何回(というか2回目だが)見ても、違和感のある”サムライ”たちの村。

理由は良く分からないが、(セットや風景を含め)やはり外国人の造作した世界感のためなのだろうか。

一応、作品で描かれている生活の様子や、当時の日本や”サムライ”について言及していることは大きくは間違っていないのだが(このあたりは、さすがにエドワード・ズウィック監督らしく細かくこだわっている印象はある)。

ただ「ザンギリ頭」の日本人が、あんなに憎らしげにちょんまげを切るというのは良く分からない。

結局、見終わっても遠い異世界の物語のような印象が残り、必死に切り結んだ兵士た侍たちの思いは伝わってこない。

頭の中が「?」マークでいっぱいになる映画である。

---

ズウィック監督を擁護しておくと、「マーシャル・ロー(原題:THE SIRGE)」は秀作である。

これも”本物”のイスラム原理主義者や、パレスチナ人から見ると「ちょっと違う」という意見が出るのかも知れないが、俳優陣の演技や演出を含めてすごくよく出来ているように思う。

残念ながら、9.11以降の米国では、この映画で描かれたような暴力の惨状も、テロリズムの在りようも、現実が物語の世界を凌駕してしまった。
映画というのは古くなるもので、この映画で主人公のFBI捜査官を激怒させたような凶行もいまや日常茶飯事である(当然ながらこの位の事件では、都市部に戒厳令が布かれるようなことはないだろう)。
※皮肉なことに、冒頭のエピソードでロウワー・マンハッタンの遠景が写っており、皮肉にもWTCのツインタワーらしきものが建っているのが見て取れる。映画の中では、バス爆破で25人が死亡した事件をかつてない惨劇として描いていたが、数年後にはそんなものでは誰も驚かなくなってしまうのである。

ただし、悲しいかな”21世紀FOX”の映画である。
CIAやNSAがイスラム原理主義のテロ組織の多くを育てたことに言及しているものの、米国政府や大統領がそれに関与していたということを示唆することは巧妙に避けている。
また、オクラホマの連邦ビル爆破を明らかにモデルにしたような事件も描かれているが、通説どおりに車一台でビルを半壊させる描写があるなど(※専門家や元連邦政府の関係者ですらこの説明に無理があることを報告している)、やや型にはまった印象を受ける部分もある。

しかしながら、劇中で描かれたように、愛国心を盾にしてのムスリム狩りは実際に行われたわけで(※捕らえられたパレスチナ人をどう拷問しようか軍人が思案にふけるシーンまである)、その点では綿密な考察が評価されても良い作品だと思う。
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by Tibbets_EnolaGay | 2009-12-29 16:06 | 映画
(いまさら)インディジョーンズを見たのですが・・・

冒頭の原爆実験のシーンが、非常に不謹慎だと一部の評論家が怒っていたのだが、それ以上に疑問符が頭の中を飛び交った。

あんなに原爆の爆心地から近いテスト用の住居だと、映画のように屋外のマネキンにめらめら火がついて燃え始めるような現象は起こらない。
爆発の光に続く衝撃音の後に、熱風で一瞬のうちに炭化するのがおそらく正しい(※もう大分前の映画のターミネーター2のほうが描写としては近いだろう)。
※原爆のことを当時の人は「ピカドン」と表現した。閃光の後の衝撃ですべてが焼き尽くされ吹き飛ばされたのである。

あれほど、爆心地に近い場所に、こまごまとした住居形のダミーを用意する意味もわからない。
実際に行われた実験に基づいているのかはしらないが、あれでは残るのは黒こげになったわずかな残骸だけで、ほとんどがどこかに消し飛んでしまい、何のテストにもならないl。

まあ、米国人(ユダヤ人というべきか)の核兵器への理解というのはこんなものであることは、長年変わらない。
原爆が開発された当時のマニュアルには、死の灰を浴びたら水で洗い流すように、などという表現が書かれているそうだ。
※この程度の米軍の知識が、日本の被爆者認定の基準として用いられたのは悲惨なことだ。

陰惨な話題はさておき。

ハリスン・フォードが、爆発の破壊力テスト用の住居で、冷蔵庫(※案の定、鉛製だ)の中に”避難”して一命を取り留めるというシーンがあるが、残念ながらこれも愚にもつかない冗談だ。
いくら娯楽映画でもこれはくだらないと言うしかない。
鉛の融点が327.5℃であることを考えると、ハリスン・フォード演じるジョーンズ博士は、冷蔵庫の中で鉛とともに融解してしまい、そこで物語は”THE END”である。
ゴムのパッキン程度で密閉された空間では、人間の体は炭化してしまい、被害状況を調査に来たマンハッタン計画の関係者の目にも留まらないに違いない。

映画の内容は、あまりにいろいろ詰め込みすぎて、五月蝿い。豪華な出演陣のがんばりも空しく、見ていて疲れるという感じ。
※あくまで個人的な感想だが、もはやこれって演出家やら(本当の)脚本家が作っている作品で、スピルバーグはただの現場監督なのだろうという気がする。

オカルトの話題(先史文明やら宇宙人やら)が好きな人に受ける様に作ったのだと割り切ればそれまでだが、こういった分野に詳しい人にとっては、あまりにカビの生えた様なトピックは多すぎて食指が動かないかも知れない。
ナスカの先史文明なんて、チャールズ・フォートやバーリッツの廃版になった本の話題である。

ハリウッドもネタ切れなのである。
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by tibbets_enolagay | 2009-10-07 00:33 | 映画
「デイ・オブ・ザ・デッド」
豚インフルが猛威を振るう中で、あまりタイミングが良くないのだが。

なんだかB級映画っぽいジャケットや、レビュー記事から見るのが遅くなってしまったが、これはスゴい。

「バイオ・ハザード」(※第一作)、「28日後」(あるいは「28週後」)などとは比較にならない。
数年前にリメークされた「ドーン・オブ・ザ・デッド」、「REC」などはかなり頑張っていたのだが、この映画のソリッドさにはかなわないのではなかろうか。

ストーリーも展開がとにかく速く、くだくだした説明もないのがまたいい。
※前出の映画であれこれ理屈付けはされているので、もはや必要ないという脚本家の判断なのだろうが。

そして、SFXもさることながら、全然金がかかっていないと思われるキャスティング(※見覚えがあるのは、主人公の女性だけだったりする)の演技の見事なこと。全員キャラクターが立っていて、壮絶なストーリーに負けていない。

ネタ切れといわれるハリウッド映画だが、(これだけ使いふるされたテーマで)こんないい映画ができるではないかと関心した次第。

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エンドロールを見てようやく気づいたが、「ドーン・オブ・ザ・デッド」の”ヴィング・レイムス”もキャスティングしてういるのは製作者の洒落っけなのだろうか。


・DVD「デイ・オブ・ザ・デッド」

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by Tibbets_EnolaGay | 2009-05-01 03:32 | 映画
"Wanted”
”DAIGO”の吹き替えが嫌で、字幕でしか見ていないが、近年これほど「FUCK!」が台詞に出てくる映画は珍しいのではなかろうか。

内容は勿論、張り巡らされた伏線や珍妙なガジェット、凝りに凝った映像は、ティムール・ベクマンベトフ監督ならでは。
日本人の映画製作者にも見習って欲しいものだ。

弾丸がぶつかるアクションシーンから連想するのは「シティハンター」だが、カーヴする弾丸や超人的な能力のイメージは「ジョジョ」にかなり近い。
摩訶不思議な映像のイメージもそうだが、なにより、
「弾丸が真っ直ぐ飛ぶと知らずに銃を撃ったら?」
という理屈付けなどは荒木氏のマンガに出てきてもおかしくない台詞だったりする。

もっとも、誰がどの作品やアイデアをまねしたというより、こういう感覚のクリエイターが増えてきたということなのだろうけども。

主人公の、”ジェームズ・マカヴォイ”は予告編や来日時のあまりの地味さに、大丈夫かと思ってしまうが、ふり幅の多い役を好演している。
※雑誌などでは次世代のスターなどといわれているのが不可解だったが、なるほどよく見ると”ラッセル・クロウ”や”ジョン・キューザック ”のような雰囲気もあるし、ステレオタイプのアメリカ人俳優とは違ったニュアンスがある。

心配なのは、この監督、このままハリウッドの映画制作会社の言いなりに映画を作らされた挙句、使い捨てられやしないかという点である。

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糸を使った2進コードというアイデアもちょっと違った形ではあるが、”ストーンオーシャン”にも出てきたが、明らかにどちらもこれをまねしたのではないのが不思議なところである。

・DVD「ウォンテッド リミテッド・バージョン 」

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by Tibbets_EnolaGay | 2009-03-22 21:20 | 映画