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偏見に満ちた日々の雑感・・・とHR/HMや映画のレビュー
by Tibbets_EnolaGay
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「世界の陰謀論10選」
世界の陰謀論10選 2011年2月15日 11時30分
ネットコラム - エキサイトニュース

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広く人々に認められた事実とは別に、何らかの謀略、策略があるという意見を、陰謀論(陰謀説)という。決して明るみに出ることのない10の陰謀論をご紹介しよう。果たして、これらにいくばくかの事実はあるのだろうか?

1. 米国同時多発テロは仕組まれたものだった?
2001年9月11日に起きた米国同時多発テロに関しては、数多くの陰謀論がある。そのほとんどが、ブッシュ大統領をはじめ、政権の要人たちが事前にテロ発生を把握しており、攻撃を放置していたというものだ。

その理由は、外部から攻撃された状況を意図的に作り出すことで、さらなる軍事化に対する国民の支持を得ること。そして、政権が進める対内・対外政策において利益を得るという構図である。

陰謀論を信じる人たちが指摘するのが、「アメリカ新世紀プロジェクト」。アメリカの国際的な指導力向上を目標とした保守系シンクタンクだ。その主要メンバーには、ブッシュ政権時代のラムズフェルド国防長官、ウォルフォウィッツ国防副長官、アーミテージ国務副長官、そしてチェイニー副大統領など、「ネオコン」と呼ばれるタカ派がズラリと顔を並べる。

このシンクタンクが2000年9月に出したレポートには、なんと「新しい真珠湾攻撃のような壊滅的で触媒的な役割を果たす出来事」があれば、国民世論を味方につけることができる、と述べられていたのである。

まるで同時多発テロを歓迎するかのようなこの記載。確かに、ブッシュ政権にとって事件は都合の良いものだったと言えなくもないが、果たして真実はいかに?

2. ロズウェル事件は宇宙人が回収された?
ロズウェル事件は、1947年7月、米ニューメキシコ州ロズウェル近郊で、何らかの物体が回収されたことを含む、一連のできごとを指す。

いったんは忘れ去られたこの事件、しかし30年たって、新たな目撃証言が報告されると、事件は再調査されることとなった。物体の回収に携わった米軍の公式発表によると、墜落したのは極秘の調査気球とのこと。しかし、回収物については大々的に口封じのお達しがあり、本当は何なのか正体は不明だ。

これまでにUFO研究家たちは、ロズウェル事件と関係があるとみられる数百人に対し、インタビューを実施。さらには、「情報の自由に関する法」を通して、数百の関連書類を得ることに成功した。なかには、あの有名な「マジェスティック・トゥウェルヴ」による極秘文書など、内部の者によってあからさまにリークされたと思われるものもあったという。 


そのような証拠から、実は軍が回収した残骸は「墜落した異星人の乗り物」と、生きている宇宙人だと彼らは信じている。
アメリカ政府が発表できないほどインパクトのあるものが、実は発見されていたのだろうか?

3. ケネディ大統領を暗殺したのは誰だ?
第35代アメリカ合衆国大統領、ジョン・F・ケネディの暗殺は、1963年11月22日、テキサスのダラスで起こった。ケネディはディーリープラザを大統領専用車でパレードしている際、妻ジャクリーンの横で銃撃を受け死亡した。

事件後、ただちにウォーレン委員会が組織され、正式な調査が10カ月にわたって行われた。報告書は1964年9月に完成。委員会は、事件発生直後に現場近くで目撃され、職務質問で警察官を殺害した、リー・ハーヴェイ・オズワルドの単独犯行と結論付けたのである。

しかし、ケネディ暗殺に関しては数多くの陰謀論が存在する。軍産複合体の意を受けた政府主犯説、解任されたことを根に持った元CIA長官アレン・ダレス主犯説、FBI長官ジョン・エドガー・フーヴァー主犯説、フルシチョフの命を受けたKGB主犯説、大統領の座を狙ったジョンソン主犯説、大統領選挙で敗れたニクソン主犯説、暗殺されそうになったカストロの報復説、亡命キューバ人説、マフィア説などなど、さまざまな説がささやかれている。

ウォーレン委員会の公式の発表によると、物的証拠を検証するとオズワルド単独犯でしか説明がつかないとしているが、真相は謎だ。

4. 地球温暖化は捏造か?
人類が排出するCO2によって地球は温暖化し、今後もどんどん暖かくなり続ける。このような考えは、「全くのでっちあげ」と主張する科学者は少なくない。

「地球温暖化は陰謀論」と初めて伝えたのは、1990年8月、イギリスで放映されたドキュメンタリー番組だった。「もしかしたら陰謀にもならないかもしれないが、温暖化に利害を持つ者たちがこの説(温暖化)を広めているのは確かだ。科学者は研究費用確保のため、メディアはストーリーがほしいため、政府は課税のもっともらしい口実を必要とするためだ」と述べている。

また、ハリケーン予知の先駆者ウィリアム・グレイ博士は、地球温暖化はウソだと一蹴している。自然のサイクルを通じて再び地球は冷却化すると言うのだ。博士は、地球温暖化論はワールドガバナンス(世界的な統治機構)をもくろむ政府指導者・共産主義者・環境論者たちによる政治的プロパガンダと主張している。

誰の言うことが正しいのか、判断するのはなかなか難しい問題だ。客観的データの検証し、冷静な議論を進めるべきではないだろうか。

5. ダイアナ妃は殺された?
ダイアナ妃は1997年パリで、当時の恋人であるエジプト系イギリス人大富豪ドディ・アルファイドとともに、パパラッチから逃れようとして交通事故に遭遇。36歳という若さで亡くなった。

イスラム教徒であるアルファイド、そして将来的に英国国教会の首長の母となるダイアナ妃。この2人の関係は英国王室にスキャンダルを呼ぶおそれがあるため、未然に防ぐために2人は殺されたと多くの人が信じた。当時の世論調査では、イギリス人の4人に1人、そしてアラブ諸国の過半数が、これは英国王室により画策されたものだと疑わなかったのである。

この陰謀論が広まった理由は、ダイアナがアルファイドとの結婚を示唆していたこと、彼女がイスラムへの改宗を意図していたこと、そして彼女がアルファイドの子どもを妊娠していたこと、さらにメッカ巡礼を考えていたこと、などが挙げられている。

また陰謀論者によれば、彼女を殺した組織は英国王室のほかに、フランス諜報部、報道関係者、イギリス情報局保安部(MI5)、イギリス情報局秘密情報部(MI6)、米中央情報局(CIA)、イスラエル諜報特務局(モサド)、秘密結社フリーメーソン、アイルランド共和国軍(IRA)などが考えている。

6. ユダヤ人の世界支配は本当にあるか?
「ユダヤ人の世界支配」、この陰謀論は1902年に出された『シオン賢者の議定書』から始まっている。

現在では、この書の制作者はロシア秘密警察と推定されている。当時ロシア民衆が持っていた皇帝への不満を、ユダヤ人にそらす意図で作成されたもののようだ。文書はロシア革命の反動勢力によって広められ、1905年の革命後に瞬く間に広まり、1917年10月革命の頃には世界中で有名になっていた。

1921年には英タイムズ紙により捏造本であることが解明されていたが、すでにこの本を読んだ民衆は内容を信じ込み、そしてよりあからさまにポグロム(ユダヤ人排斥運動)が起きるようになった。アドルフ・ヒトラーも、これが偽書と知りながら「偽書かも知れないが、内容は本当だ」と擁護し、自らの反ユダヤ的態度を改めることはなかったという。

ユダヤ人をおとしめるために捏造されたものの、ナチスドイツに多大な影響を与え、結果的にホロコーストを引き起こした。

このことから、この書は史上最悪の偽書と呼ばれているのである。
数多くの調査によって、反ユダヤ主義の捏造文学でありでっち上げということが、繰り返し証明されている。それにも関わらず、反ユダヤ主義者やユダヤ陰謀論者の間では、事実に基づいたものだとして、一部ではいまだに信じられている。

7. アポロは月面着陸していない?
アポロ月面着陸捏造論は、月面着陸の一部もしくは全てが、NASAと関係機関による捏造とするものだ。アポロ宇宙飛行士は決して月に到達してはいないというのである。

その理由は、当時の技術では月に行くのは不可能だった。しかしアメリカはソ連との宇宙競争に勝たねばならず、また当時のベトナム戦争の惨状から国民の目をそらすために、月面着陸がでっちあげられたとしている。

捏造論者の主張の根拠は、主に写真にある。彼らは多大な労力を割いて、NASAの月面着陸の写真を調査。そして月面で撮られたとされる何枚もの写真に関して、さまざまな点から矛盾が見られると指摘している。

しかし写真の専門家たちは、それらの指摘に反論。写真については反証が出されつくしているが、その他にも捏造論者たちが主張する証拠は多い。それにしても、もしも人類が月面に着陸していないとしたら、NASAはどこにたどり着いたというのだろうか?

8. 真珠湾攻撃は事前にわかっていた?
この陰謀論は、フランクリン・ルーズベルト大統領が日本の攻撃を意図的に誘いだし、攻撃があることは事前にわかっていたが、ハワイを防衛している将兵には知らせなかった、というものだ。

アメリカは伝統的にモンロー主義と呼ばれる孤立政策をとっており、ヨーロッパ情勢に関わりを持たない政策をとっていた。そのため、当時は世論も議会も戦争には圧倒的多数が反対だった。さらには、ルーズベルト自身も選挙戦において「あなたたちの子供を戦場には出さない」と公約していたのだ。しかし、ヨーロッパ戦線で苦戦しているイギリスを救うため、ナチスドイツと戦うためには宣戦布告が必要。そのためにはどうしても最初の一発を日本に撃たせ、アメリカの参戦を国民に認めさせる必要があったのだ。

陰謀論を信じる者たちによると、アメリカは少なくとも、イギリス、ソ連、オランダ、オーストラリア、ペルーなどから、真珠湾に奇襲攻撃があると事前に警告されていたという。実際に、日本の暗号もほぼ全てを解読していた。真珠湾に攻撃があるのは分かっていたが、アメリカ政府はこれを必要な犠牲と考え、わざと見逃すに至った。


なにが”10選”だ

安っぽい興味を引こうという魂胆が見え見えの上、内容が古臭さすぎて呆れる。
記述の内容も、不十分だったり不正確だったりと酷いものだ。

こういう記事を書くなら、フランス革命や共産主義とロスチャイルドの関係とか、フリーメイソンリーに関するものくらい最低限知っておくべきだし、触れるべきであろう。

真珠湾攻撃に関するトピックは、当時ハワイに駐留していた米軍将校が米国政府に対して、告発を行っている。こんなところに書くまでも無く、事実だ。
ちなみに、米国は日本の無条件降伏に先駆けて、度重なる日本の講和申し出を蹴って、原爆の実用の固執した。その結果、マンハッタン計画は、米国の大規模な予算と人員を投入した国家プロジェクトとして、広島・長崎に原爆を投下を行う形で完遂されるにいたった。

地球温暖化の捏造問題については、完全に記述が舌足らずだ。
その科学的根拠を補強するとされるIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、アル・ゴアとともにノーベル平和賞を受賞した団体であるが、所属する数千人の科学者の中には、自らの報告書を組織としての結論と反しているということで握りつぶされたと主張する人物や、あまりの独善的で非科学的な在りように自ら脱退した人物も数多く存在する。
正式な報告書から、自分の名前を削除するように要求したものの聞き入れられなかったと証言する科学者までいる始末だ。
※あの組織が公表した結論が、結果ありきのものであり、「プロパガンダ」であると主張する意見はそうした人々の主張が根拠となっているのだ。

『シオン賢者の議定書』が、ユダヤ人迫害云々を目的としたロシア人による偽書であるという知見もきわめて古臭いものだ。
これが誰が書いたものであるかを、かなりの説得力で解明してみせた研究者は多くいるし、この文書ときわめて類似点の多い『静かなる戦争のための 沈黙の兵器』というきわめてロジカルな科学論文も、出所は特定されていないが公表されている(内容としてはこちらのほうがより具体体・実用的なものであり、記述の然るべき部分から具体的な制作者を特定する人も多い)。

ちなみに、ユダヤ人とシオニズムというのは、完全に一致するものではないというのが、最近の専門家による見解だ。ユダヤ人が特定の宗教を厳格に奉じる信者の団体であるというのは正しくないし(まして特定の人種や民族を指すのでもない)、シオニズムというのも宗教的信条を示すものではないというのが、大まかな論拠である。
※例えば、米国などで、反ユダヤを攻撃する好戦的なロビイストが、全ユダヤ人の意見を代弁しているわけではない。

まだ、ニクソンの時代に、オハイオ州立ケント大学でおきた学生の射殺事件のほうが興味深いトピックであろう。
大学構内で、ベトナム戦争に反対するデモに参加していた学生4名が州兵の銃撃で射殺された事件だが、平和的なデモで学生が暴動の強行鎮圧のような方法で殺害された様子は勿論、4名のうち3名がユダヤ人だったという事実(当時、同大学の学生のうちユダヤ人は2パーセントに過ぎなかったという)。

他には、ノーベル平和賞を受賞した、キッシンジャーが出向く国の先々で紛争を誘発している事実(また、正式な政府高官から退いてからも同じような力を古い続けている謎)。

近年の米国における銃による大量殺人の多くに、向精神薬の常用者が関係している事実(そしてかの国では、学校や自治体が率先して児童や学生に、製薬会社と精神科医の薦めるままにそうした薬を普及させているというおぞましい現実)。

エイズやHIVウィルスの起源に関する疑惑。
HIVの第一発見者だと主張して譲らず、他国の研究所と激しい論争を繰り広げた人物がアメリカの国立癌研究所(NCI)のロバート・ギャロ博士だが、この人の発言の信憑性は近年では極めて疑わしいものとされている。
その理由には、90年代になって米国国立衛生研究所(NIH)がギャロをウィルス同定に虚偽の報告をした反倫理的行為で告発していたり、ギャロの元上司だったエセックスという人物はギャロと共に提唱したエイズ=アフリカミドリザル起源説を完全に否定する証言をしている。
挙句には、ギャロがフォート・デトリックの陸軍生物化学戦研究センター(米軍の防疫・細菌兵器研究の拠点)のウイルス学部門の責任者であったという”ウワサ”まであり、その糸を手繰っていくとギャロ自身がエイズを生物兵器として作り出した張本人であるという結論にまで到達するのだ。
 
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まあ、そんな具合で、もっともっと疑惑を孕んでいて、今日的な話題には事欠かない。

主観的な意見だが、すくなくとも”ロズウェルのUFO”など、今時アニメのネタにもならないような古典的な話題を扱うよりはずっと興味深いと思うし、よほど有用な陰謀の目録となると思うのだが、どうだろうか?

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それにしても未だに、アポロの月面着陸を陰謀論として、並べ立てるセンスには呆れるしかない。

これは、「カプリコン1」という映画と同じレベルのSF的な”ネタ”でしかない。
by tibbets_enolagay | 2011-02-15 18:44 | 世俗的なこと
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