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人種差別でなければ暴言も許される?
<ジダン>「けんか両成敗」原因はマテラッツィの侮辱 [ 07月20日 23時05分 ]
Excite エキサイト : スポーツニュース 実際の文言が明らかになっていないし、これからも公表されることはないのかも知れない。 海外のタブロイド紙がこぞってリップリーディングを駆使して取り上げたような、ジダン選手の出自に関する罵言が本当に投げかけられたのかも不明である。 しかし、差別というのはそういう扱いを受けた人間でなければわからないし、まして人種差別というのは表現の方法も微妙であるし、どう受け取るかも人によって異なる。 発言したほうは、そのつもりがなくても、受け取る側がそういう意味にとる場合もあるし、移民としての生活する過程でそういう発言に過敏になる場合もあるだろう。 われわれ日本人も欧米からさまざまな差別を受けてきたし、われわれ自身も未だに他の民族にそういう差別感情を抱くことも多々ある(過去形にしたいがそうもいくまい)。 その表現方法は歴史が深いゆえ多岐にわたり、慣用句として日常語に取り入れられている場合もある。それを差別語として意識して使わなくても、相手が差別語と認識する場合もあろう。 今回のように、双方の証言を聞いただけで、簡単に人種差別的な表現ではなかったと赤の他人が決め付けるのは奇妙である。 法廷で係争したわけでもないし、両者が同じ場で意見を交換したわけでもない。 そんなことは両者とも望まないだろうが、相手のいないところではどの程度正確な証言をしているか厳密に確認しようがない。(調査を言葉に限定しても、文言だけでは不十分で表現の仕方や口調で相手の受け取り方が微妙に異なるものだ) 罰則を決めたのは日本人ではないから、"大岡裁き"を気取ったつもりはないだろうが、cx。 人種差別でなければ、どんな言葉をかけてもいいのかというのも疑問である。 ※なにやら、いつのまにかFIFAは差別的発言かどうかにフォーカスしてしまったが、ピッチ上で差別であろうとなかろうと、人を侮蔑するような言葉(それも、世界のトップリーグという人種の坩堝で、常に罵倒やブーイングやゴシップ記事にさらされている選手が思わず頭突きをしてしまうほどの)を繰り返す行為にこそ、イエローカードを提示すべきではないのか。 --- マテラッツィ選手の素性や人柄を知らないので、以下は彼についての非難ではないので念のため。 詳しくは知らないが、イタリア人の一部には極右的な思想の持ち主で構成された組織が多くのテロ事件を起こしてきたといわれる。 欧州では有名な組織で、イタリア政府の要職にまで、そのメンバーが含まれており、ボローニャ駅の爆破事件などに関係している疑いもあるという。 反社会的な人間など、どこにでもいる。 欧州人でイスラム教徒でなければ、テロリストでないと保障されるわけではない。 ファシズムに傾倒するタイプの人間は、自国への移民に排他的で、他民族国家には批判的になるものだ(こういう人間は大戦後どこかへ消えていなくなったわけではなく、その遺志は脈々と受け継がれてさまざまな国の政権に生き続けている)。 この意見をマテラッツィ選手について語ったとしたら、私の見方も人種的偏見と受け取られるに違いない。
by Tibbets_EnolaGay
| 2006-07-21 06:20
| 世俗的なこと
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