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偏見に満ちた日々の雑感・・・とHR/HMや映画のレビュー
by Tibbets_EnolaGay
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結局、対症療法にすぎない
4年でフリーター2割減 再チャレンジで目標 [ 12月26日 10時43分 ]
Excite エキサイト : 政治ニュース
共同通信

 政府は首相官邸で再チャレンジ支援に関する閣僚会合を26日午前に開き、237項目の施策を盛り込んだ「再チャレンジ支援総合プラン」をまとめた。10年までの4年間でフリーターをピーク時から2割減らすなどの数値目標を掲げ、若者の雇用機会確保への努力義務を規定する雇用対策法改正を打ち出した。再チャレンジ支援に取り組む個人や団体を対象にした首相表彰制度を創設、来年6月をめどに実施する。


一国の首相がぶち上げるにしては、実に近視眼的で想像力に乏しい政策である。

こんな対症療法で、何が変わるのか分からないが、とりあえず予算案ではこの政策に多くの予算が割り当てられるようである。

根本は人件費を安く上げようという企業の強権に歯止めがかからないことがあり、ほとんどの要員をパートやアルバイトで済ませようという安易な経営者の思考がこの現状を生んでいるのである。

その結果、労働者の福利厚生は不十分になり、回りまわって消費者の生活は逼迫し、失業者も増加する。※当然、国が得る税金も少なくなり、財政も悪化する。

問題の解決は、企業経営者が財務の改善を安価な労働者に求めることに歯止めをかけることである。
企業が、パートやアルバイトに労働力を求め(ひどいケースでは、キュー○ーの関連会社などで外国人の不法就労者を使っていたというものもある)、それによってほんの数年の財務状況を改善しようという安易な発想を是正しない限り、この状況は延々と続くだろう。

すくなくとも、フリーターの待遇改善などという間に合わせの対策では、結局なにも変わるはずもない。
そんなことに国家予算を割くなど、いっぱしの政治家が発想する自体恥ずかしいと思うのだが。

---

先日、クイズ番組で、この「再チャレンジ(政策)」が問題として出された際、ふかわりょうが「こんなことわざわざ、総理大臣が言うこと?」という意味のことを発言していたが、まったくそのとおり。正論である。

ニュース番組でキャスターがまじめくさった顔で、この政策を淡々と述べるたびに「日本人の発想もここまで貧困になったか」と、あきれる前に感心してしまう日々である。
by Tibbets_EnolaGay | 2006-12-26 13:15 | 世俗的なこと
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