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そりゃマズイでしょ
<病気腎移植>すべて適切でない 宇和島徳洲会病院調査委 [ 02月18日 20時35分 ]
Excite エキサイト : 社会ニュース [毎日新聞] 万波医師に反省促す 患者への説明に問題 [ 02月18日 21時16分 ] Excite エキサイト : 社会ニュース 共同通信 法律や、医療体制に不備があるからといって、健常でない臓器を移植することになんら正当性があるとは思えない。 件の医師はメディアに出たり、自身の医療行為がさも人道的なものであるかのようなドキュメンタリーが放送されたりして、すっかり正義の味方のように扱われているが(闇医師である"ブラック・ジャック"の影響もあるのかも知れないが)、やっていることは法やモラルに反することであることに変わりは無く、現状で堂々と同じことを行うのは異常である。 ※たとえ、国や厚生労働省が何の手立てを持たない能無しだとしても。 また、セカンドオピニオンを求めたり、手術に関して危険性について適切な説明を受けて、同意したエヴィデンスが無ければ、外科的医療法は認められるべきではない。 医療の現場で、ひどい疾患で弱った患者は医師を絶対者のように感じ、発する言葉を全て神の福音のように受け取るものだが、その心理を利用することがあってはならない。 罹病が明らか、ないし米国のような臓器バンクのような組織で健常であることが証明されていない臓器を移植に用いることは、危険極まりなく(いくら患者を短期的に救うことができたとしても)、やっていることは職責の専門性を盾にした人体実験に変わりない。 かつて米国で行われた、かなりイカれた実験に、"プエルトリコの癌実験"というのがある。 これはきわめて人種的な偏見の強い医師が、プエルトリコ人(その医師に言わせるとプエルトシコ人はこの世で一番怠惰で無価値な人間だそうである)を検体にして、癌の組織を移植したという非道な人体実験であるが、今回の医療行為(?)は、動機は違えど人間を物質のように扱っている点では同じである。 とかく医療というのはある一線を越えると、どんなご立派な信念も技術も、人間の尊厳を損なう行為につながっていくものである。 ※遺伝子治療というブレークスルーが、とかくその効果ばかりが注目を集める中で、障害を持つ遺伝子をより分けるという断種や差別、あるいは優秀な遺伝子の優先や金持ちの生命のコピーといった悪夢のような現実を身近にしているのと同じである。 はっきりいえることは、人体はおもちゃではない。
by Tibbets_EnolaGay
| 2007-02-19 05:13
| 世俗的なこと
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