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偏見に満ちた日々の雑感・・・とHR/HMや映画のレビュー
by Tibbets_EnolaGay
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地方に広がる腐敗、あるいは日本の末端の壊死
<つがる市議変死>殺人事件と断定 青森県警 [ 02月20日 20時41分 ]
Excite エキサイト : 社会ニュース
 青森県つがる市議で金融会社社長、笹田保さん(55)が、同市の自宅で頭から血を流して死亡していた事件で、県警は20日、殺人事件と断定してつがる署に捜査本部を設置した。司法解剖の結果、死因は首を絞められての窒息死と判明したため。押し入れなどが荒らされた跡もあり、強盗殺人容疑も視野に入れて捜査している。

 調べでは、胃の内容物などから、笹田さんは18日夜から19日未明に殺害されたとみられる。18日午後9時ごろ、自宅にいたのを目撃されていたが、19日午後2時45分ごろ、金融会社の社員らが訪問した時には2階寝室の床で死亡していた。

地方の建設業者や道路・橋梁工事業者との談合やら、縁故企業との癒着や利益誘導、そして東京都でも問題になった自治体運営の私物化・公金の不正支出。

なにやら、政府が地方を切り捨てているうちに地方自治体は、過疎による吸収合併や予算規模縮小による裏金作りに奔走するようになったが、その挙句が殺した殺されたという物騒な事件である(おそらくはヤクザとのイザコザか?)。

政府中枢が腐っていくのに、並行して救いようがない状況になっているように見える地方自治体であるが、中央集権政治ではありがちな事ではある。
いい例が中国共産党であるが、日本はそのステロタイプを忠実に追従しているようだ。

日本が財政不振を理由に地方を切り捨てる政策をとり始めて、地域の過疎化が加速し、老齢者への医療サービスの低下や開墾地の放棄が進んでいるが、これが健全な国土の発展に結びつくのだろうか。
近視眼的な財政再建と謳って、地域を切り捨てた結果、日本は中央である都市部に人口や政府施設が集中し、地方の生活基盤は甚だ手薄なものになっている(老人の孤独死というのもこれから、増加の一途をたどるだろう)。

医学的なアナロジーで捉えると、これは脳や心臓等の重要な器官に過度に太い血管が高い血圧とともに集中し、一方手足などの末端にはほとんど血液も水分もいきわたっていない状態と似通っている。
結果として何が起こるか、手足は壊死して再度血液を循環させることはできなくなり、そのうち体を維持するためには、手足を切断する(ほうっておいても腐り落ちる)ハメになる。

頭と心臓だけが残った日本列島は、只でさえ小さい国土に均衡を欠いた開発を続けることで、少子化を乗り越えて成長を遂げられるのだろうか。

国土の均衡ある発展というお題目は、いまや夢物語であるようだが、それは目先の利益で中央集権を志向する支配階級(都知事や政治家連中)の浅知恵によって推し進められる「都合の良い」施策に過ぎない。

かくて、日本は静かに外側から壊死していく。
by Tibbets_EnolaGay | 2007-02-21 06:11 | 世俗的なこと
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